2014年5月7日水曜日

五月晴れ、乙女文楽

大正から昭和へ・乙女文楽。
「増補大江山酒天童子」(戻り橋の段)
「傾城阿波の鳴門」(順礼歌の段)
●5月4日(日)
●ひとみ座 第一スタジオ

右から画家の榎さん、ジャーナリストの樋渡さん、
お弓を遣った亀野直美さん。

久しぶりの文楽に心躍る気分。
かつて雑誌「わび」の取材を通して交流のあった吉田玉男さんの人形が大好きで、大阪、東京公演と追っかけ状態でした。その時の気分を思い起こさせてくれました。
映画「ぬくめどり」がきっかけでお付き合いさせて頂いているジャーナリストの樋渡さんの案内で公演を知り、日吉のひとみ座に向かいました。文楽の絵うぃ描いておられる榎さんも「ぬくめどり」の試写会に来て頂きました。

さてさて
人形浄瑠璃文楽は3人遣い。乙女文楽は人形はひとり人遣いで、立ち回りはスピードもあり、ひとりではどうかと思っていましたがその心配はありませんでした。
80年の歴史があります。頭は、三味線の糸で人形遣いの頭にとめるというもので、頭の動きの制限がありましたが、それも大した支障もなく、物語を楽しむことができました。

演目は、「増補大江山酒天童子」(戻り橋の段)
渡辺綱役の小林加弥子さんのりりしいこと。

下の写真は、公演が終わって、記念撮影。子別れの涙の物語「傾城阿波の鳴門」お鶴と握手する女の子。
お鶴を遣った松島麗さん。後は、ひょっこりひょうたん島の人形たち

乙女文楽は、大正から昭和の初めにかけて考案されたもので、昭和42年に「ひとみ座」が桐竹千恵子師匠の芸系を継ぎ、国内外で公演を行っています。


15キロある人形は腰で支え、両手は両手。膝に
人形の足をくくりつけてひとりで遣います






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