2012年7月9日月曜日

18時間ナマステ・インド

CINE AKASAKA特別企画
日印国交樹立60周年記念 追悼酒向雄豪
18時間ノンストップ
朝までナマステ・インド

7月7日(土)12:00~8日(日)6:00
渋谷スペースターボにて

会場入口には、イベントに参加した皆さん、そして参加できなかった皆さんすべてに平安が訪れますように。画家のSHUさんの絵を背景にして、ガネーシュに見守られた、祭壇を設けました。
祭壇は、以前、オールドデリーの骨董店で気にって手に入れたものです。今まで所在なさげにしていたので、この日を待ってくれていたような気がします。


こんな無茶なイベントを考えたのは
さて、イベントは12:00、主催者代表の平林猛が挨拶。
4月2日(月)に
NHKBS1で放送した「Check!アジカル」に出演して頂いた、ナマステ・ボリウッド編集長のすぎたカズトさんと、スタッフとで打ち上げの席。インド話が止まらない・・・・。
「インド好きは、おしゃべりが大好き。だったら朝まで話そうよ!」とこの企画が決定しました。


そうこうしているうちに、日印合作のラーマーヤナのアニメ映画を制作した酒匂雄豪さんが84歳で命を閉じました。平林が酒匂さんのために追悼の会にもしようと提案しました。30年前、この映画を作りたいとやってきた酒匂さん。それから10年の歳月をかけて完成させました。この時に、私どもの会社で仕事をしていた吉居憲治さんに、制作進行をお願いしました。0からの出発。吉居さんがいなかったら映画は完成しなかったでしょう。


イベントは、モトワニ先生の講演会から
ネール大学教授のプレム・モトワニ先生の
「日印関係の現状と問題点」

日印関係の歴史から始まり、今後の関係の未来図まで50枚にも及ぶパワーポイントを使って講義して頂きました。日本のインドに対する信頼の欠如など、痛いご指摘なども。メモをとったり画像を写真撮影する人がいたり、熱気ある教室となりました。
モトワニ先生とは、番組取材でもお世話になりました。日本語が大変美しく、また正しい考えでおられるので、お目にかかる時には、いつも背筋がしゃんとしてしまいます。


イベントは盛りだくさん
アニメ映画、ラーマーヤナの上映。幻のアニメを見ようと大勢の方々がお見えになりました。スケジュールはあくまでインド時間、だいぶ上映時間が遅れました。ここでお詫びを申し上げます。映画を見にこられた皆さん、申し訳ありませんでした。ここから、ゆるゆるとした進行となりました・・・。
最初に「ラーマヤナ」について解説してくださったのは、ナマステ・ボリウッドにも連載コラムを書いておられる早稲田大学の高橋 明先生でインド学を専門に教えています。
そして、「ラーマーヤナ」の上映。2時間20分の大作。ラーマ、シータ、ラクシュマナ、ハヌマーンの活き活きした表情や、迫力ある戦闘シーンなど、セルが12万枚の細やかな動きが素晴らしかった。
ラーマヤナ物語。個人的に好きなのはハヌマーンです(sugi)

ナマステ・ボリウッドトーク
中央がすぎたカズトさん、右メタ・バラッツさん、左は吉居憲治さん
(この写真は8日朝、17時間目くらいのトークのシーンです)
ナマステ・ボリウッド編集長のすぎたカズトさんのボリウッド映画トーク。映像を見ながらの映画の解説が弁士のように大変楽しく、まるで映画を見ているようでした。すぎたカズトさんとはるばる屋の加藤一郎さんとのトークも楽しかった。加藤さんは、吉祥寺と軽井沢にインド雑貨店と通販で営業していて、雑誌ナマステ・ボリウッドやジーワンの理解者であり、応援者です。このお二人の映画や、インド話で盛り上がりました。


紹介して頂いた映画の中で、コミカルな映画は「Munna Bhai MBBS(医学博士ムンナー兄貴)」がありました。

監禁恐喝を生業とするサンジャイは、ムンバイーで慈善病院を開いているという嘘が親にバレ、勘当されてしまう。一念発起して医大へ入学するサンジャイだが・・・。「3 Idiots」のラージクマール・ヒラーニー監督デビュー作!大笑いの映画でした。詳細は、下記サイトで。
http://www.namast-e-bollywood.com/review/4143.html

すぎたさんが発行している、日本で唯一のボリウッド雑誌です。


日本で唯一のボリウッド情報誌:Namaste Bollywood《インド映画》




シタール第一人者堀之内幸二さんの演奏
そして、メインイベントは、堀之内さんのシタール演奏。酒匂さんの追悼ということで、長野から駆け付けてくださいました。20年ぶりにお目にかかり、感無量でした!演奏は「夜明けのラーガ」他。心のひだを解きほぐすようなシタールの音色は、皆さんを惹きつけたようでした。
堀之内さんは、演奏を終えると、そのまま長野にトンボ帰りしました。お忙しい中を本当にありがとうございました。

なんといっても、メタ・バラッツさんのカレー料理
Check!アジカルに出演頂いたメタ・バラッツさんによるスパイス料理の数々は大変美味しく、カレー三種「女川カレー」「トマトカレー」「キーマカレー」と惣菜3種、どれも今までに食べたことないスパイスの使い方で、驚きました。スピーチでは、女川での炊き出しから始まった「女川カレー」の説明などして頂きました。
会場では、スパイスブックの「女川カレー」、南三陸町の復興「お山のマドレーヌ」を販売しました。

スパイシーだけど、やさしい女川カレー

18時間絵を制作したSHUさん
スペースターボで制作を続ける画家のSHUさん。18時間で素晴らしい絵画を描きあげました。インドの象徴の象をテーマに完成しました。象かわいい!

参加頂いたみなさんありがとうございました

再入場券として皆さんに差し上げた陶器のブローチ「復興へのかいだん虫」の作者、甲斐哲哉さん、協力ありがとう。
そして、李さん夫人、ゆりえさんによるヨガ教室や、古典の歌の服部翠さんも飛び入り参加。インド風ベリーダンス。詩の朗読、パーカッションの演奏など、盛りだくさん。だいぶ遅くなって、NHKBS1Check!アジカルキャスターの吉井歌奈子さん、Check!アジカル出演者のトルコ料理店のオーナー、トラン・レベントさんご夫婦もいらして頂きました。





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