石巻市立門脇小学校。黄色い カンナが希望をくれた |
なかで、TBSが深夜ずっと、若手ディレクターの取材日記のようなオムニバスの番組を放送していましたが、とても心打つものがありました。
地震直後から現場に入って取材したものですが、「どう伝えるのか」「どう地域の皆さんの取材をしたらよいのか」戸惑いや悩みながら、取材してきたものです。
それは、ディレクターの悩み、そのものが、被災者の心や状況を伝えることになったという赤裸々な内容でした。
ある女性ディレクターの取材では、皆さんが体育館で避難生活している状況を伝えるもので、「スポーツ放送を皆さんが熱心に観ている」という内容の取材でした。しかし、体育館では人もまばら、取材を敬遠してどこかに行ってしまった方もおられたという、取材意図とはかけ離れた現状でした。
門脇小学校の二宮金次郎像。 誰かが、ガレキの中から見つけた のだろう。金メダルが首にかけてある。 かけた人の「思い」が伝わる。 |
そんな状況で取材を続けてきた疑問を自分自身に問いかけていました。それはメディアに関わる人の共通の疑問であると思います。
震災から半年・・・・
しかし、伝え続けなければいけない。
その葛藤の中で、メディアの役割を再考しながら
伝え続けていきたいと思います。
中瀬の岡田劇場後、橋のガードレールや歩道が 整備されていた。ほんの少しづつではあるが、 インフラは復興に向けて進んでいる。 |
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