9月17日(土)
仙台ー東名ー野蒜ー月浜
野蒜・いまだ水が引かない地域 |
仙台に住むカメラマンの福田さんから「東松島の被害も甚大なものです。でも、なかなかマスコミには取り上げられない。是非、見てほしい」との話がありました。そして、訪れることにした。
最初に訪れたのは、「東名」という漁村のある地域。見渡す限り津波で家は、流されて、残った家も、中は爆風を食らったようなありさま。
道路は深い水たまりが多く、車が走れば、バシャバシャと水をはね上げて通るしかない。町が水没しているのだ。
月浜・破壊された堤防 |
浜では、たき火をしていた。
一艘の小舟が、ゆっくりと横切る。5人の人々は、全員が浜を見ている。少し笑っているようにも思えた。船は、何かを引っ張っていた。
それは、根こそぎ引き抜かれた巨木だった。海底に沈んでいたのだろう。その船は、たき火の先のある、荷揚げ場所につくと、木を下ろし、また、左側へと帰っていった。
その木は、フォークリストでたき火近くに持ってこられ、チェーンソーで切ってから、たき火にくべられていた。
この船は、こういう作業をどれだけやらなければならないのかと思ったら、気が遠くなりそうになった。海底に沈んだガレキの数は、計り知れない。
そして、野蒜地区へ向かう。長い堤防は破壊され、まさに水没した地域が広がる。
野蒜・道路を挟んで手前が海。町側は水没している |
メディアは、こういった地域の実情を報道する必要があると思った。
月浜:数件家はあるものの、人は一人もいない |
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